私は精神病院とまではいかないものの県立病院の精神病棟に入れられて隔離室と一般室を体験してきました。どんな人が入るのかも聞けたのでその経験もここに記します。実際には絶対に出られません。もう完璧です。
経緯
私の場合は、公害によって生活環境が悪化し、行政と戦い、燃え尽き、すべてに絶望して自○直前まで行って、個人の心療内科に連れていかれ、紹介状を書いてもらって大きい病院に連れていかれ、診察当日に即入院ということになりました。
そんな経緯なので、速攻で隔離室に閉じ込められたのです。
精神病棟(隔離室編)
精神病棟自体、二重の扉で完全に閉ざされています。
その中に隔離室専用の場所がさらにあり、鍵が付けられており、更にその中に隔離室が数部屋配置されています。なので四重の扉で外と隔離されているわけですね。
部屋はこんな感じ。
雑ですみません。ここで時間裂くのもあれかなと思いましたので簡単に書きました。
さてこんな感じで何もない閉ざされた空間です。便所に扉は無く、監視カメラからも丸見えです。扉にはのぞかれる穴があります。扉の内側からは手をかける場所すらもなかったので、のっぺらとしてしまいました。正面が扉です。
ベッドは固く、掛け布団はうっすい布一枚。全身を覆いきれずとても寒かった思い出があります。
壁にナースコールがありますが、私は使いませんでした。使っても意味ありませんからね。
窓があるだけまだましでしたが、それでも窓が明けられることがなく、何ともどんよりとしていた記憶があります。窓の手前の丸い柱には斜めにアクリル板が入っていましたが、それは省きました。
壁にはひっかいた痕や蹴った痕、むしった痕などたくさんついていました。歴代の収容された人々の痕跡なのでしょう。
そして、隣の部屋からは叫び声が響いてきます。それで何回か部屋を換えてもらいました。
別の所では急病患者が運び込まれてきて、横の部屋でずっと苦しそうにあえいでいるのです。もう聞いていられませんでした。
精神病棟(一般室編)
一般室は結構普通の病室のような感じでした。ただ先ほども言った通り、精神病棟は外の世界と二重の扉で隔離されています。小さなフロアだけで過ごすのです。何もやることはなく、過ごします。
便所も汚いです。いろんな人()がいるのでかなり汚れまくっています。ただ私の入ったところはまだまともな人が多かったのでそこまでではありませんでしたが。
精神病棟の日常
先生はたまにきますが1週間に1回暮らしか来ません。
そして何もないながら皆さん楽しんでいました。なぜ楽しめるのか不思議なくらい楽しんでいました。
たまにレクリエーションや体操、物作り(工作みたいな物)をしていました。私は参加しませんでしたが・・・そんなとてもできる気分ではなかったのです・・・
あと皆さん、人との会話が一番のようです。私もそれはありました。会話していないと時間が過ぎるのが遅いのなんの。
本も置いてありましたがすぐ飽きます。テレビがあったのは唯一の救いでしたが、20人~30人いるなかで二台しかテレビがなく何とも足りてない感じでした。
唯一の楽しみは食事です。食事だけが楽しみでした。あとにっぽんこころの風景という番組も楽しみでした。
外の世界にあれほど憧れた日々はありませんでした。もう二度と戻りたくない場所です。
だからもう自○は考えないって決めたのです。
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