幹線道路・大通り沿いに引っ越しを考えている人も多いかもしれませんが、車のうるさい走行音はストレスから心疾患にもつながり、家庭崩壊も招くでしょう。
ここではその忠告を記します。大通り沿いの家は絶対にやめてください。
道路の騒音の悲惨さ(経験談)
私の場合は、何度か当ブログでも書きましたが、元々静かな住宅地でした。そこから開発が進められて、家の前の生活道路が、幹線道路になり、今まで1日10台あるか無いかだった交通量が、数えきれないくらいの交通量となりました。加えて、トラックも通るようになり、スピードもめちゃくちゃ出されます。(我が家の悲惨な変貌の詳細【運営者情報】にて)
こうなると、今まで窓を開けていられたものが、家中の窓を常に閉め切らないと堪えられなくなります。
それでも騒音は無くなりません。スピードを出せば出すほど騒音のも大きくなります。車の重量が大きいほど音が大きいです。
少しでも窓を開けようものなら、テレビの音はもちろん、家庭内の会話すらまともにできません。前なんて、相手の声が騒音で聞こえなかった故に、相手は無視されたと思ったらしくキレ始めました。
騒音は家庭崩壊も招くのです。
ストレス・精神への影響(ノイローゼ)
ノイローゼ。騒音によって引き起こされる病気で一番なりやすいでしょう。
家というのは、一番の安息地でなければいけません。辛い仕事から帰ってきて休む場所です。食事をし、寝る場所です。趣味を楽しむ場所でもあるでしょう。そんな場所が騒音で侵されるという事がどういうことか。
それがすべて壊されるという事です。
そんなのノイローゼになるわけですよね。
そして家庭内が分裂し、崩壊する。
【関連記事】:【家土地選びは慎重に】住環境が劣悪な私が身にしみて感じたこと
↑渦中にいる私の悲痛な叫びを見て頂けるとその悲惨さが分かると思います・・・。
身体への影響(難聴・高血圧・アレルギー)
心疾患
これは騒音ストレスに起因することのようですが、「心疾患」つまり「狭心症」「心筋梗塞」のリスクが上がるということがWHOから出されているようです。
さらに米国マサチューセッツ総合病院からも「心筋梗塞」「脳卒中」のリスクが上がるという報告があるようです。
参考:『耳の病気だけじゃない!騒音が引き起こす心疾患にWHO(世界保健機関)が警鐘。 ダイワ工業株式会社』
高血圧
さらに高血圧をも引き起こすとのことです。
ちゃんとした報告があります。
この高血圧が原因で心疾患になるのかもしれないですね。連鎖するという事ですね。
参考:『騒音が血圧 に及ぼす影響』
アレルギー悪化
私の場合は、元々あったアレルギーがさらにひどくなりました。
母は、今まで何ともなかったものがアレルギーを発症しました。
ソースは当家。
【関連記事】:住環境悪化の影響は精神的にも身体的にも害である
他にも多くの病気のリスクがあるでしょう。
ただ一般的に「難聴」や「耳鳴り」の「騒音性難聴」については、普通の道路沿いで発症したという報告は探してもありませんでした。85db以上の騒音で発症するらしいです。
とにかく騒音とは絶対悪です。
もし避けられるのであれば、幹線道路・大通りは絶対に避けなければなりません。
世界ではどうか知りませんが、日本では少なくとも環境省が定める道路騒音の環境基準(後に説明)をまったく遵守していません。
騒音の種類
大通りや幹線道路の騒音の種類には様々なものがあります。
エンジン音・走行音(タイヤと地面の空気の圧縮膨張による音)、吹かし、トラック荷台の打撃音など。吹かしに関しては論外ですが、信号などの停車する場所では発進時にふかしを伴うことがありますね。
【関連記事】:横断歩道や信号・バス停近くの家はやめておいた方がいいので、その理由を経験者が記す
それ以外は車種や重さ、走行スピードによって異なります。
中にはダンプカーやミキサー車でぶっ飛ばす輩もいます。大通りや幹線道路には余裕でそういうのがいます。
なので最悪なんですね。
また走行に関する音だけではないものもあります。それは救急車・消防車です。
「それは我慢しろよ」という意見が飛びそうですが、今はあくまで大通りの騒音の話をしているのであえて載せます。
というのも、もし生活用道路だった場合、こんな特別車両はその付近で何かない限り通ることはないです。しかし、幹線道路になった場合、家の前が通り道になります。もちろん夜中でも通ります。なので、大通りの騒音というのは決して走行時の音だけではないという事です。
さらに改造車・珍走団も通ります。
この輩はもう何言ってもダメですね。春とかやばいですよ。
幹線道路は騒音以外も
今回は騒音をテーマにやっていますが、ついでに騒音以外にも大通りや幹線道路の公害を述べるとすると、
振動(トラックで有感地震並みに家が揺れる)
という大きな害もあります。
家の中の戸や皿が揺れる時もあるので、皆さん、こんな思いしたくないですよね(ニッコリ)。
他多数地獄のような害があります。まとめ記事あります。
【関連記事】:大通りや幹線道路沿いの家のデメリット一覧|揺れる・うるさい・入庫問題他多数
環境省の道路騒音基準
実は道路の騒音というのは環境省によって定められています。
地域 | 昼間 | 夜間 |
住居用地沿いの2車線 | 60db以下 | 55db以下 |
主に住居地域の2車線及び 住居・商業・工業施設のある道路 | 65db以下 | 60db以下 |
幹線交通隣接地域 | 70db以下 | 65db以下 |
幹線交通隣接地域(屋内) | 45db以下 | 40db以下 |
URL:https://www.env.go.jp/kijun/oto1-1.html
そう、最低でも屋内の昼間騒音基準は45デシベル以下が基準です。
そしてこれを超える場合、10年以内に何らかの対策を講じなければなりません。
しかしですね、この前家で簡易騒音計を使い騒音を測ってみましたが、玄関の戸を閉め切った室内でも道路乾燥時「68db」いきました。雨の日はさらにうるさくなるのでもっとひどいでしょう。
というわけで基準を大幅超過してます。
要因や対策は示されているようですが↓
『国土技術政策総合研究所 研究資料』
高速道路に限るマニュアルなのでしょうかね。こんなのが徹底されているところなんて都会のど真ん中くらいしか見たことないです。
【関連記事】:騒音の環境基準は何デシベルか。生活音・工場・鉄道他わかるだけまとめてみた
騒音は慣れない、むしろ悪化する
どこかのサイトで「自動車の騒音は慣れる」と書いている方がいらっしゃいました。その方はそうだったのでしょうし、そういう方もいらっしゃるというのは十分あり得ます。
しかし、私はもうすでに半年近くたちますが慣れるどころか日々ストレス、体調不良、家庭崩壊の要因が積もってゆくばかりです。
さきほども騒音によって心疾患が引き起こされるとありましたし、心身に影響があるというのはほぼ間違いないでしょう。
騒音は慣れません。
その場にいればいるほど、悪化していきます。
それが現実です。
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