よく防音対策と調べると、「遮音カーテン」「防音カーテン」などが検索で出てくるが、私の体験談によると効果がないというのが正直な感想です。
とりあえずどのくらい効果がないか、実際に騒音計で計った物を見て、防音カーテンのデメリットなど、私の感覚でですが、いろいろ書いていきます。
私の場合の周辺環境事例
私の家は幹線・高架・鉄道路線に面しており、すぐ近くに商業スーパーもあり、さらに前には工場もあり、常に騒音に見舞われております。通行人も多いです。
実際このブログでも私の実体験で述べています。
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そんな中で、私の部屋には「防音カーテン」がつけられています。遮音カーテンよりも上のやつですね。
そんな部屋で過ごしているのですが、まあ防音効果無いです。
防音遮音カーテンは外からの音に効果なし
体感的にはカーテンを閉めていても開けていてもほとんど変わらず、外の音ははっきりと聞こえます。
- 自動車の走行音
- 自動車のエンジン(アイドリング)音
- 電車の音
- 人の笑い声や話声
- 店の搬入作業音
- 工場の作業音
どれも防げません。
それは布一枚窓を覆うわけですから、カーテンをしているのとしていないのでは、ほんの少し違うのかもしれませんが、それでも私にははっきり聞こえます。うるさいです。
きっと遠くで鳴っている音くらいは防げるのかもしれません。
しかし、家の横とか、少なくとも200m圏内で起こる音とかは、カーテンを開けているときとほとんど変わりません。
実際に騒音計で計測
ここで使う騒音計は、[簡易騒音計のおすすめをレビュー。Amazonで人気の安価な2つを比べる]の記事にある「Wintact 簡易デジタル騒音計家庭 WT85」を使用しました。
※もちろん窓は閉め切っています。
防音カーテンなし
騒音の値は、上から順に
- 60.4db
- 57.8bd
- 57.0db
防音カーテンあり
騒音の値は上から順に
- 59.8db
- 58.7db
- 57.8db
見た通り、ほとんど変わりません。
なので、とくに騒音に悩まされる方、音に敏感な方にとっては、防音カーテンは意味ないです。
洗濯の問題
防音カーテンのデメリットは他にもあって、洗濯ですね。
防音カーテンの中には家で洗濯できないものもあるようで、クリーニング出す必要もあるとか。
うちのは、家で洗濯できるものなのですが、洗濯した後の問題が出てきます。
- 分厚いので重い。替えがないので、洗ったらそのままレールに取り付けるのですが、年季の入った取り付け型のカーテンレールが、濡れた分厚い防音カーテンに耐えられず外れないか心配。
- 乾かさないといけないので、その間結局窓を開ける羽目になってしまい、防音どころの話ではない。しかも分厚いのでなかなか乾かず、窓を開ける時間が長い。
- 窓(カーテン)の近くにあるものが濡れる。カビ生える危険性。
私の部屋は窓だらけの不良物件です。
なので、窓に沿って物を置くこともあるのですが、濡れたカーテンに触れるのですね。それでカビ湧きそうで怖いです。
とにかく「防音カーテン」は、効果がほとんど実感できないだけでなく、以上のような不都合(デメリット)があるのです。
なので、本気で騒音問題に悩んでおられて、どうにか防音したいと思ってらっしゃる方には、防音カーテン類はおすすめしません。
屋外からの防音に効果的なのはどんな方法か
では一体どんな方法が効果的なのか。
詳しくの説明はまた別に書こうと思っていますが、簡単に調べた中で、費用などは考えずに防音の効果がありそうなのは以下です。
- 防音ボードの取り付け
- 二重窓にする
- 複層ガラス(ペアガラス)
- 窓を小さくする(又は無くす)
- 壁リフォーム
結構費用の掛かりそうな提案をしているところもありました。
しかし、一番現実的で効果がありそうなのは「二重窓」かなと思います。
サッシから音が漏れて入って来ることもあるでしょうし、そうなると、硝子だけでなくサッシも二重に出来る「二重窓」が一番現実的なのかなと思えますね。
実際にガラスが二枚重なっているというのは、公共の場所でよく見かけますが、結構音を遮断してますよね。かなり効果的だと思います。ただ掃除が大変そうですが・・・。
ただ場合によっては、窓が大きすぎるとかそもそも部屋の構造が悪いという場合もあります。例えば騒音源に窓があるとか、人の出入り用の窓とかです。
そういった場合は、リフォームかDIYになりますかね。
リフォームに関しては、相談者に合った現地リフォーム店を最大5社紹介してくれる【リショップナビ】というサービスがあるようです。
とにかく今回私が体験してお伝えしたかったのは、
「本気で防音したいなら防音カーテンはおすすめできない」
ということでした。
参考になればと思います。
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