【解決】自宅前の道路陥没・段差で家が揺れる。補修依頼はどこにするべきか

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【解決】自宅前の道路陥没・段差で家が揺れる。補修依頼はどこするべきか

家の前の道路の段差や穴が開いた陥没、ガタガタになっている場合車が通ると家が揺れる。市役所などに相談した実体験を元に記す。相談や補修依頼先、どのような対応をしたかなどをここにまとめます。

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今回の問題事例

以前[【交通の公害問題】道路開通直後の苦情はどこに?騒音対策課か事業の担当課か]の記事で取り上げました事例ですが、この続きとなります。

以前は、行政に連絡までして、様子見の状態で終わりました。今回はその後の話とそこから分かった解決法をまとめます。

見たことある方はこの項目は飛ばして次項へ進んでもらって問題ないです。

見たことない方は、ここに大まかな内容を記します。

まず私の家の前は元生活道路でした。それは開発によって幹線道路となり車通りが激しくなり、さらに大型車も通るようになりました。しかも道の構造的にスピードを出す車がとても多くなりました。
加えて、家の前の工事の雑なことで、アスファルトのつなぎ目が段差になっているという工事不良ができていました。
これに大型車が通ると家が有感地震レベルに揺れるのです。震度1は絶対あります
食器棚の皿が鳴り、家の中の木材がきしみ、戸が揺れ、荷台の長いトラックの場合は事故でも起きたのかと思うほどの衝撃音までします。
それがトラックが通るたびに起こるのです。深夜は特にスピードを出してトラック街道になるので、ベッドで寝ようとしているときに地震が連発するようなものです。

そんなことがあり、許しはしないので、絶対に解決せねばならない問題となりました。

公道は勝手に補修してはいけない

当然のことなので短く済ませますが、公道とは他人のものなので勝手に手を加えてはいけないのです。

そもそも自費で公道を補修しようとも思いませんし。

そんなわけで公道の道路の不良は必ず行政へ申し出るべきです。

補修依頼は行政へ

今回の事例のように車通りの激しい場所での段差による公害は非常にわかりやすいです。

中には私道か公道か微妙なところもあるかとは思います。ただそういうところはトラックが通って騒音や家が揺れるなんてことはないので、今回の私の事例の場合は間違いなく公道です。

それでも申し出れば必ずしも即対応してくれるかというとそうでもないので、戸惑う部分もあるかと思います。今回の私もそうでしたし。しかし今回は、私は補修までありつけたのでその流れと、いくつかの段階、こちらの粘りなど記していきます。

ご参考に見ていってください。

問題から解決までの流れ

道路開通直後発覚!原因究明

初めは家が揺れるといっても何が原因かわからなかったのですが、幹線道路開通後に家が揺れ始めたので、道路に何か原因があるとは思っていました。

しかし、原因が何かわからずに行政に連絡しても話が進まないと思われるので、まずは何が原因で揺れているのかを見つけることにしました。

道路は作られたばかりでまさか穴などないと思っていてマンホールか何かかと思っていましたが、家からすぐ近くのアスファルトのつなぎ目が段差になっていることに気づきました。

開通後1ヵ月以内に連絡

道路開通後1か月が過ぎようとしていましたので、即連絡しました。

工事不良とはいえ喧嘩腰に申し出るのは違います。申し出る側も誠意を見せなければなりません。ただその代わり、下手に出るのではなく、結構迷惑しているという雰囲気をにじませる必要はあります。相しないと後回しにされてしまうので。

【関連記事】:苦情やクレームはどのような伝え方をする?→丁寧ながらも怒りを垣間見させるように

伝えた内容としては、

  • とにかく家が揺れるので迷惑している。健康被害も出る。
  • 作ったばかりの道路の段差が原因である。

以上に関する内容を、市町村のホームページの問い合わせからわかるだけ細かく一通り伝えます。

この問い合わせ先の担当課は行政によって管轄が変わると思うので、道路・都市開発・公害関係の担当課のいずれかに問い合わせればいいと思います。

今回の私の事例では道路開通直後だったので、都市開発関係の担当課に問い合わせました。

この際に地元の説明会に出ておくと、どの課が担当なのかわかるので、自治会の集まりを面倒くさがらず出席するのも手です

【関連記事】:自治会の説明会には出るべき?そこでしか聞けない説明や同じ境遇の人との情報共有

担当課の人が家に来て現地視察同伴と話

(これも以前の[【交通の公害問題】道路開通直後の苦情はどこに?騒音対策課か事業の担当課か]の記事に少し書きましたが、改めて詳細に書きます。)

問合せ後、直接担当課の人が家来まして、現地視察と話を聞きに来ました。
実は平日の昼過ぎに来て家族が対応したみたいですが、私は仕事だったので、また後日いるときに来てもらうことになり、対面に至りました。問題の段差の場所を伝えて、とにかく家が揺れる。健康被害も出る。事故のような衝撃音も鳴る。といったことを伝えます。さらにこちらの仮定として、何がどうなって家まで振動が伝わっているのかという事も伝えました。私の家の場合は、段差に入ったときに加えて、トラックの車体がバウンドして家を通過するために揺れが余計にひどいのではないか。という事を伝えました。

ここで、事前に段差が原因だと特定しておいてよかったのは、とにかく話がスムーズに伝えられたことです。原因不明のまま連絡しても相手にされなかったかもしれませんし、たとえ同じように来てもらっても下手に時間を食うだけだったかもしれないので。

それに、そこが原因だと伝えて、実際にその担当課の人に見てもらうことができました。
あいにく家より外は揺れは感じにくいですが、確かに段差によって異常が生じているという事は認識できたので収穫はありです。

といっても、その時の結論は「しばらく様子見」という事になりました。

まあ、そう簡単に対応してくれるわけでもありません。

それにその人曰く、道路工事には警察の許可も必要とのことで、役所の一概にはできないようです。

しばらく様子見に入りました。

ここまでが前回の記事でも簡単に書いたところです。
次から新しく事が動きました。

3か月後様子見た結果を報告

結局、3ヶ月様子見をしましたが、揺れにはなれず、むしろひどくなっているような気がしてきました。結局、騒音や振動には慣れることはないのです。

【関連記事】:道路などの騒音による病気のリスクとノイローゼ。環境省の基準はどうなっている

さらに、よく見てみるとトラックが多く通るためか、以前よりもつなぎ目の部分がボロボロと欠片が多くなっており、こんな短期間で劣化が始まっていました。段差も余計にひどくなっていました

そんなわけで、

3ヶ月ほど様子を見たがやっぱり慣れず、最近では食器棚の皿まで鳴ったこともある

という事を改めて問い合わせで伝えました。もちろん本当の事です。

アポなし訪問で会えず2か月放置

その後、私が仕事の日の仕事の時間(平日)に急に担当課の方が来たようです。家族が対応しましたが、私が伝えているのに違う人と話して会話が成り立つわけもなく、その日は帰ったそうです。

実は2回目なのです。

平日の昼に来て、普通いません。それも以前伝えてあるにもかかわらずまたその時間に来たので、少し不満でしたが、また改めてくるとのことで帰ったそうです。

で、いつになったら連絡か訪問かあるのかと思い1か月待ったのですが、一向に連絡も再訪問もなく放置されていました。

放置2か月目にこちらから再度問い合わせを入れます。

怒りと失望の問い合わせ

今回は放置されたことや2度目の時間違いの前科がある相手のため少し怒り成分を強めに出してしまいました。もう対応してくれないのかと思ったからです。怒りというか失望ですね。

というわけで少し違う切り口で問い合わせました。道路の段差その物のことではなく、それを取り巻くもの。

  • 前回もそうだったので、今後もし訪問していただけるなら事前に連絡が欲しい
  • ここの工事をしたのはどこの会社なのか。今後その会社には気を付けたいので、せめてそれだけでも教えてほしい。

と言った内容です。この2つを問い合わせすることにしました。

メールでの回答

それからすぐに今度はメールにて返答がありました。

そこには、

  • 〇月までに補修工事をする予定であること(もちろん「〇」にはちゃんとした月が書いてありましたが、ここでは伏せます)
  • そこを工事した会社の名前
  • 今度補修する会社は上記以外の会社であること

以上3つが書かれていました。

今回かなり丁寧な対応で、しかも補修の話も進んでいたという事に驚きました。工事不良の会社の名前まで教えて下さったことは意外でした。

それなりに対応はしてくれる行政で良かった。

念のためこのメールにはお礼の返信をしました。

ちなみにこの不良工事会社はホームページも無く、レビューもついていないような、地元の超零細田舎部土木会社でした・・・。

補修を確認&揺れがほぼなくなった

そのメールから1,2週間ほど経った後。とある日。

家に帰ってくると家族から、「そこの段差補修されてるよ」との話をされました。

そんなわけで見に行くと、ちゃんと段差ができないように広範囲に伸ばしたようなアスファルトで補修されていました。

その日の夜。

いつものようにトラック街道が始まります。するとほぼ揺れないのです。
もちろんトラックによってはある程度揺れは感じますが、段差部分ではなく横を通ったときの揺れか。それでも以前に比べればかなりマシになりました場合によっては揺れないことも。震度1にも及びません。あの衝撃のような揺れはなくなったといえるでしょう。事故のような衝撃音もしなくなりました。そのくらいの改善がなされました。

もちろん費用は市の負担です。(と言っても税金ですけど)

道路(公道)問題は行政(市役所・役場)へ連絡

というわけで、かなりの改善がなされたのでした。

先ほども少し言いましたが、道路補修には行政だけでなく、行政→警察の許可も必要で、どうしても対応してくれないor時間がかかるというジレンマにぶち当たるようです。

しかし、余りに我慢できないものに対しては、こうして粘り強く且つそれなりに誠実に申し出続けることによって対応してくれるという事例ができました。

もしこういう問題で困っている方がいらしたら、解決できないことはないと分かっていただけたかと思います。

泣き寝入りはせず、自分にとってより良い方向へ向かうべく動いていきましょう。

私もまだまだ問題は山積みです。

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