猫のフン害対策11選。効果的な猫除け・家に来なくなる防止策

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ステルスマーケティング防止のため

猫のフン害対策11選。効果的な猫除け・家に来なくなる防止策

家の敷地に夜の時間帯猫が入ってきて鳴いています。翌日には庭やプランターに埋められた糞が見つかる。そんな糞尿被害対策・侵入防止の対策グッズや方法などについて書きます。

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まず最初に言いたいこと

まず最初に書いてしまいますが、どれが効くか効かないかは時と場合に寄ります。さらに猫にもよります。全然効かない場合もあります。「こんなもので効いたのか」というのもあります。そう思ってしばらく安心しているとまた繰り返されることもあります。

散布系では定期的にしないといけないし、罠系では慣れてしまう。

なので完全な侵入防止策というのは無いと言っても過言ではないですが、ひとまず数年来なくなった我が家も例に出し、対策案を綴っていこうと思います。

猫侵入・フン害防止策

猫除けシート

猫除けの王道にして、おそらく最安価&最短での対策。猫除けシート、いわゆる「トゲトゲ」です。小さいものなら100均でも売っているもので、敷くだけです。そして回収も楽です。

庭にフン害があるならまずこれを検討してみましょう。一番手軽なので。私の家でも所々に置いています。通販では数枚まとめて売っているようです。大きさも違います。(100均のは本当に小さい)

結果どうなるかというと、侵入はしてきます。ただ、いままで一度もそのトゲが敷いてあるうえで糞をされたことはないです。もちろん埋められることもないです。完全に防ぎたい場合は敷き詰める必要があります。

設置方法はただ置くだけではなく、ほんの少し土をかぶせたほうがいいです。置くだけだとたまにズレてるときがあります。猫か何かがズラしたのだと思います。

ただし設置するという点でデメリットもあります。

  • 自分が踏んでしまいそうになる。
  • ペットがいる場合はペットが踏んでしまいそうになる。
  • 花が植えられない(植えて成長したらトゲマットが取れなくなる)

こちら側が踏んでしまいそうになることは多々あります。それが一番の不安要素です。絶対に足を踏み入れないところで糞害・侵入にあっているならそこは気にする必要はないと思います。

超音波

かなりお高い猫除け対策になってしまいます。

私は使っていないのでレビューはできませんが、クチコミを見ると効果があるようでないようで・・・、という感じに見えますね。

中にはこの機械自体にマーキングされたなんて人もいるらしいです。(クチコミ)
それとは反対に、車に居座っていた猫が来なくなったという人もいらっしゃいます。(クチコミ)

猫以外の動物にも効くようです。

ただし、注意する点があります。

この猫除け超音波、人間に聞こえる場合があります。
正確に言えば、耳がいい人や若い人に聞こえる場合があります。

人間が聞こえる音というのは20Hzから20,000Hzの間だと言われていますが、この猫除け超音波の周波数は、物や設定によって変わりますが、13.500Hz~55.500Hz。パナソニックのものだと約25kHzだとされています。

ただし、あくまで「人間が聞こえる音というのは20Hzから20,000Hzの間だと言われています」なので、それがすべてではないです。さらにものによっては高周波並みのものもあるのでそこは注意が必要なところです。

デメリットとしては以下のことが上げられます。

  • 若い人に聞こえてしまう場合がある(家族や近所迷惑)
  • ペットがいる場合使えない
  • 猫が慣れる(滞在はしないが侵入は防げない)
  • 少し費用が他よりかかる

超音波装置もピンキリのようで、上のパナソニックの物は8,000円台ですが、他の安いものでは2,000円~3,000円台の物も売られています。

クチコミでもありますが、結局入っては来るようです。ただ、そこに滞在することは無いという事のようです。

自動撃退スプレー装置

こんなものがあったなんて知りませんでした。クチコミを見ると結構よい評価のようです。

コンセントいらずの電池式。
センサー範囲は90度。
驚かせることが目的なので、スプレー自体に有害物質は無し。
取り換えカートリッジで取り換え可能。
雨にも強い。

なかなかの設備です。

ただ、音が出るというのが厄介なところですね。近所迷惑にならない所なら全くと言っていいほど問題ないし、かなり使える装置です。

但し人間にも反応します。解除方法なども購入ページに書いてあるので一通り性能とか操作方法とか見てみるといいかもしれません。

竹酢液(又は木酢液)

猫は独特な臭いがするものを嫌うという事です。なのでその独特のにおいがする竹酢液や木酢液が有効なのだといいます。

竹酢液は防虫や生ごみの臭い防止にも使えると言います。
(『アース国産自然工房』https://earth-shizen.com/blog/chikusakueki-safety/

猫除けに使う際は10倍ほどに薄めて使うようです。但しそれでも臭いは残ります。というか臭いが無ければ猫は撃退できないです。

すでにスプレーとして、庭などに使用できる状態になっている商品が【エコデパジャパン】というネットショップサイトにあります。

ただしデメリットは以下です。

  • 臭いが残る
  • 雨の日には役に立たない

雨の日と言っても、夜に一降りとか朝に一降りとかあった場合でも流れてしまいます。

こういう散布系の厄介なところは雨で流れるところなんです。薄めて使って使用量は少なく思えても、雨が多いと何回もしなければなりません。雨が降ってなくてもいつかは消えてしまいます。

もちろんこの竹酢液は、先にも書いた通りごみの臭い防止にも使えるのであって困るものではないですが、猫除け単体で考えた場合では突発的な効果しか期待できないようです。

ハーブ

先ほどと同じく臭いでの対策のようです。
この「ハーブ」というざっくりしたものは何なのでしょうね。いったい何のハーブが効果あるのでしょう。

調べると主に「ローズマリー」「ゼラニウム」「ヘンルーダ」が猫除けに良く効果が表れるものとして挙げられています。特に「ヘンルーダ」は「猫寄らず」ともいわれています。

でもうちでハーブゼラニウムいくつか鉢に植えてあるんですけどね。効果があるようには思えなかったのです。

私の場合は、もともと蚊よけで植えたんですけど、調べたら猫除けにも書かれているんですよね…。

どうやら数株では効果ないようです。来てほしくないところに敷き詰めるように植えなければ効果なさそうです。でもこれは植物としてよいですし、虫よけにもなるし花にもなるし、ハーブという選択肢はありかもしれません。

もしかするとうちも数年猫が鳴きにも来ないことが続きましたが、ハーブがあったから?

でも「猫寄らず」といわれるだけの「ヘンルーダ」の方がいいのかもしれません。ネットショップでも猫除けに特化して書いています。

ただし、ハーブのデメリットは以下です。

  • すぐ枯れる
  • 敷き詰めないと意味がない(金がかかる)

すぐ枯れるのは純粋に私の手入れが甘いからか…。
敷き詰めないと意味がない点は、とにかく入口だけ封鎖して様子見すると良いです。

猫除けスプレー

市販で売っています。

どんな薬剤が入っているのかと思ったら、下記のように有害物質ではありませんでした。天然の物ばかりです。

ペパーミント・チモール・テレピン・ワサビ・ペッパーオイル・メントール・天然ハーブ

ただし商品によって入っている者は違えど、刺激のあるものが多いです。そうしないと猫除けになりませんからね・・・。

直接噴射する物もあるようですが、おそらく猫への直接噴射なんてできないので(逃げ足が速い)、敷地に吹きかけて予防するという形になるでしょう。

これも竹酢液みたいなものですね。雨降ると消えます。

ただ成分が商品によって違うので定期的に買い替えると、猫が臭いに慣れるということもなくなるので良いかもしれません

重曹

重曹を撒くという方法は、猫のマーキングを除去するという効果があって有効とされています。消臭などでよく使われるのでその応用でしょう。

粉のまま撒く方法も重曹水にして撒く方法もあるようです。

ただし、これはあくまでマーキングを消すためのものです。マーキングがあると猫は頻繁に寄ってきます。しかしマーキングが無くても来るときは来るのです。元々何もないところにフン害が起こったわけですから、その段階に戻るというだけの事です。

なので、においなどで猫除けをするというようなことではありません

また、重曹を使うとアルカリ性が強くなるので、アルカリ性に弱い植物が育たなくなるという事もあるようです。

注意点は以下。

  • 猫除けではない(マーキング前に戻すだけ)
  • アルカリ性に弱い植物は育たない

大粒の砂利

重要なのは「大粒」であること。

砂とか、小粒の小石みたいなのでは土と同じで掘り起こされるので、50㎜以上の大粒の砂利で対策すべきとのことです。また、なるべく丸石ではなく角のある石の方が良いとのこと。猫は糞を埋めるのでそれをできない環境にしてしまうというわけですね。

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これは敷き詰めないと効果がないようです。

猫除け以外にも防犯の効果もあるようで、そのために砂利を敷いている事例もあるようです。

この大粒の砂利を敷いている間は花は植えられない環境にはなるでしょう。だからと言ってコンクリートのように絶対に後には引けない方法ではないと思うので、方法としてはありです。

業者に任せるという方法もあります。

しかし業者に任せた場合本格的になるので、後には引けなくなると思います。そこらへんも確認すると良いかもしれません。

注意点は以下です。

  • 敷き詰めないといけない
  • 庭に花を植えられない
  • 転んだら痛い

雑草放置

私の家は近くに放置畑のような土地が最近出来て、そのせいで雑草がものすごく生えるようになりました。一時期、それにうんざりして狭い庭の雑草を放置したことが何回かありました。その年は、猫の声は一切しませんでした。猫の姿も見たことがありません。まあ放置しているので、糞を見ることもないですが、それでも雑草放置しているときは猫の害など全く考えないような年になりました。

調べて見ると、様々な行政のホームページで言われているのが「猫が茂みを嫌う」ということです。10cm~30cmの茂みにしておくと猫の侵入抑制効果があるようです。それでしばらく家に来なかったわけですね。

それだけ雑草があれば、糞のために埋める場所もないでしょうし、中々効果あるみたいです。金も時間もかからない方法です。

でも雑草放置ってなんか嫌です。

デメリットは以下です。

  • 虫が湧く
  • 花粉症
  • 庭が使えない

コンクリート案について

今回の対策で入れたくなかったのですが一応書いておきます。

先ほども書きましたが猫は糞を埋めます。そういう点ではコンクリートにするのは効果があると思います。それに水を撒いてもジメジメしないし、つまり蚊もわかないし、他の虫もわかないし、雑草も生えない。

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確かに良いことはたくさんあるのですが、一度コンクリートにしてしまったら、普通の庭に戻したくてももうできません花を植えることもできません。鉢やプランターではできますが、大きなものは不可能。庭で遊ぶことを想定するならば、コンクリートよりも芝の方が良いでしょう。

コンクリートは後には戻れない方法です。
もし考えているのであれば、慎重に検討ください。

行政に連絡(可能性薄)

市町村区ごとに保健センターや動物管理センターなどがあり、そういったところに連絡すると解決の糸口を見つけられるかもしれません。

というのも、フン害を起こすのは決して野良猫だけではないからです。うちに来ていた中には首輪をつけている者もいました。周辺住民の中に猫を飼っている家があったのです。数軒離れていますが。首輪付きの猫を見る度に「そこの猫だろうな」といつも思っていました。そういった放し飼いの家に向けて行政指導を行ってもらうという手があるのです。

ただし住民同士の問題とされることが多く、絶対やってもらえるというわけではなさそうです。でも可能性はあります。

参考に、事例がネットに転がっていました。

『三浦市社会福祉協議会』隣家の猫の糞尿被害で悩んでいます。
https://www.shakyo-miura.com/wordpress/consultation/2014/09/01/%E9%9A%A3%E5%AE%B6%E3%81%AE%E7%8C%AB%E3%81%AE%E7%B3%9E%E5%B0%BF%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E3%81%A7%E6%82%A9%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82/

野良の場合は行政の対応はあまり期待できないようです。

野良の場合(飼い主が確定していない場合)は、行政はほぼ放置状態。各HPに個人ごとの対策が載っているだけです。飼い主が推測できない場合は各個人で対策するしかないでしょう。

あまり期待できない対策

他調味料散布など色々あったが…

調べていると臭いのきついような調味料などを撒くという方法もありましたが、ちょっとこれは純粋に衛生的になしかなと思っています。

虫が寄ってこないものもあれば逆に虫が寄ってくるだろうというものもありました。猫除けにはいいかもしれませんが、そのせいで虫が増えたら嫌ですし。

ただやはり臭いで追い払う系は、猫は慣れますので、持続的な効果は無いと思います。

他いろいろ設置の案があったが…

他に柵や枝、トゲの植物などの案が調べると出てきますが、無しです。

柵なんて猫の超脚力で簡単に飛び越えられます。飛び越えられないような高さにするという手もありますが、猫対策だけでそんな大規模な設備を設置するのは何とも苦しい。

トゲの植物は確かに効果的かもしれませんが、ハーブと同じように敷き詰めないと普通によけて入ってきます。だからと言ってトゲの植物を家の周りや庭に敷き詰めるとなると、逆に人間側が怪我します。草むしりもできません。

芝はネットで調べると余裕でフンをされているようです。むしろその芝にされるフンの対策まで載っているので効果なさそうです。

枝などを敷き詰めるのも無意味でしょう。完全に枝だけの地面にするなら効果はあるかもしれませんが、そんな地面無いと思うので、簡単に掘り返されて終わりです。というかうちが枝が結構落ちている敷地内でフンされてますので。

暴力は許されない、防止しかない

何か罠で猫を捕獲するにしても、捕獲した人がその後の面倒を見ることになってしまう。もちろん治療費や予防注射、去勢などの費用も、保護した人の負担となります。相当猫好きな人ならいいとは思いますが、フン害に悩まされた人がそうなるとも思えないし、糞尿悪臭の被害に遭っているからと言って捕獲するのはあまりお勧めしないです。首輪していないだけで飼い猫の可能性も否定はできませんし・・・。

そしてトラバサミなどの動物を傷つけるような罠も仕掛けられません。これは鳥獣保護管理法で規制されているので、犯した場合は罰金や懲役刑となってしまいます。被害者はこっちですが、これが現状です。

結局他の公害などと同じように、行政の対応や規制は「加害者」には甘く、「被害者」には厳しいというような構図になっています。本当に救うべきは被害者なのに、その被害者を突き放しているのが今の法律です。

もう自衛するしかないのです。

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