二重窓(内窓)二重サッシにはどんな種類があるか。簡易度や大きさなどを調べまとめる

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二重窓(内窓)二重サッシにはどんな種類があるか。簡易度や大きさなどを調べまとめる

二重窓・二重サッシには様々なクオリティのものがあります。

DIYキットで売られているような簡易的なポリカーボネート板や本格的なガラスの窓、大きさも掃き出し窓から腰高窓まで。そういった様々な二重窓について調べてまとめることにしました。

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窓の大きさによる違い

大きさは指定できる

二重窓

業者に頼む際でも、DIYキットを使う際でも大きさは指定できます。

業者で言うと、例えばエクスショップのお見積りシミュレーションのように↓

ただしどんな大きさの窓でも行けるというわけではなく規格外の寸法もあるようです。

DIYでも寸法指定できるようですが、後で説明する通り、DIYの場合はガラス窓でないことが多いので、防音面で言うとあまりお勧めではないです。

また、寸法入力での価格はあくまで概算と考えるべきかと思います。あくまで寸法を測っているのはこちら側(素人)なので、「この大きさだと大体これくらいの値段」という感じで、実際に購入する場合は、プロの業者に改めて寸法を測ってもらって、プロの業者に取り付けてもらう方が安全です。また、二重窓を付け加えるにはスペースも問題になってきます。なので自分でやって寸法が違ったとか、二重窓をつけるスペースがなかった、なんてことになっても補償はないのでDIYは少し危険です。

一応大手有名なネットショップにも二重窓のDIYキットが出ています。

ここでも大きさの指定はできるようで、DIYに興味がある方はやってもいいと思います。確実に成功させたい方は業者が無難です。

とにかく大きさの指定はできるという事は違いないです。

大型の掃き出し窓

掃き出し窓

窓には掃き出し窓という、戸並みの大きい窓があります。こういう窓は窓面積やサッシの範囲が広いので、外からの騒音や断熱性に非常に乏しいです。(うちがそうです)

なのでこういう窓にこそ二重窓をつけたいのですが、とにかくあまりにも大きい。

しかし実際エクスショップなどで見てみると、この掃き出し窓の施工事例の写真が載っており、施工可能だということがわかります。また、先ほどの寸法の概算で大体の寸法を入力して値段が表示されれば施工可能であるという事らしいので、こちらの方で一度確認してみるのもありです。

普通の腰高窓

腰高窓

腰高窓はその名の通り腰よりも上の高さの窓で、「窓」と言えばこの窓のことを思い浮かべる人が多いと思います。

こういう窓は、どんな施工会社でも事例写真が出ているので大体は施工可能でしょう。ただ二重窓を付け加えられるスペースがあるなどうかが問題になって来るとは思います。

そこが先ほども言いました、DIYの素人目線では微妙な部分で、ちゃんと業者に頼んでみてもらったほうがいいところでもあります。

風呂場などの小窓

小窓

風呂場やトイレなどにある小さな窓。こちらも腰高窓同様いろいろな施工事例で写真が載っています。

また、大きさもそんなにないので、金額的にも安くなります。

ただし風呂場などの窓は引き違い窓ではない場合も多いと思います。例えばルーバー窓などです。あれは、ハンドルがあると思いますが、ああいった付属の物がついているところへは二重窓はつけられないとのことです。

開閉仕様の違い

引き違い窓

引き違い窓

もっともメジャーな窓であり、二重窓の施工事例も大体がこの形です。一番わかりやすくていいとおもいます。また、大きさ的にも一番使われるものであると思われます。

また、かぎ付きなので防犯面でもこの引き違い窓が有効と思われます。

FIX窓

FIX窓

FIX窓とはいわゆる開閉しない窓です。これも二重窓があるのでした。

とにかくその窓では外と音や熱を遮断することに特化し、気密性に優れているので、騒音対策としてはうってつけです。縦長が一般的の方ですが、横長もあるようです。

例えば、普通の窓がついている面に騒音源があって、サッシの隙間のあるような窓で防音できていない場合。「もうそこに窓は要らない、ただし日差しはほしい。」という場合にこのFIX窓が採用されることになるでしょう。

開き窓・テラスドア

開き窓は内側に開く窓で、これを二重窓として付けられるようです。

しかしなぜわざわざ開き窓にする必要があるのか。その理由は、

  • 一つに、縦長の窓に有効であるという事。
  • 一つに、内倒し窓など内側に開いてくる窓などに対応できるという事。

にあります。

縦窓に有効というのは扉のようになるので、想像はできると思います。

内側に開いてくる窓などに有効というのは、例えば引き違い窓の二重窓を設置した場合、内窓を開けてもその枠からは窓は無くならないわけですから、内側に開いてくる窓は開けられなくなってしまうのです。これが開き窓の二重窓の場合、開いてしまえばその枠からは障害がなくなり、内側に倒れてくるような内倒し窓でも使えるというわけです。

例えばこのサイトのような感じです↓

『「窓の匠」内倒し窓を使用しながら内窓(二重窓)を取り付ける方法』
https://madonotakumi.com/nijyuumado/inner-sash/tilt-window/

状況によって変わると思うので、業者に相談すると良いと思います。

二重窓のための付属

間仕切り下枠仕様

室内でよくあるようなレール。掃き出し窓などを設置する際に、普通の腰高窓のようにサッシのレールのようにすることは難しいので、室内で使われるレールを付け加えることで、掃き出し窓の役割を果たしながら二重窓を設置することができます。

組子、障子デザイン

これは単なるデザイン性の問題ですが、デザイン性を重視する方もいるかと思いますので、こういったカスタマイズもあるという事はありがたいものです。

エクスショップには障子の代わりに気密性として二重窓にして、デザインはそのまま障子、というような場合に使われるそうです。

ふかし枠

二重窓ふかし枠

腰高窓や小窓の場合、二重窓をつけるスペースが無い場合、ふかし枠を取り付け窓を設置するスペースを追加します。

ただし、窓ぎりぎりに何かを置くという事はできなくなりますし、何かにつっかえている場合にはこのふかし枠もできないです。(おそらく窓ぎりぎりまで何かがあるということはないとは思いますが)

また、そのふかし枠部分が少し出っ張ることになるので、掃除の面ではほんの少し手間が増えますし、あとでその窓にピッタリ引っ付くて物を置くという事もできなくなります。そういったことが負担でなければ、二重窓を取り付けるスペースがない場合、このふかし枠をつけることは有効な手段になります。

窓自体の違い

単板ガラス(業者)

単板ガラスはその名の通り一枚のガラスです。ごく一般的で、一番安いガラスです。主に業者が施工します。

厚さは3㎜、5㎜などあります。二重窓の場合大体騒音や断熱などのために作ると思うので、5㎜が基本ではないかと思いますが、そこは個人の自由かと思います。

複層ガラス(業者)

複層ガラス

一つのサッシの窓に2つのガラスを空間をはさんで一つの窓としているガラス窓のことです。2つのガラスの間に空間をはさむことで断熱防音を強化できます。主に業者が施工します。

よく、窓の防音性を検索していると、二重窓と合わせてこの複層ガラスもおススメに出てきますが、それほど防音性にも優れているのです。しかし、結局はサッシの隙間から騒音は入ってくるので、二重窓の方が防音に特化しています。そのうえで内窓を複層ガラスにするとさらに防音性が上がるでしょう。

単板ガラスとの金額の差は、業者にもよるかと思いますが、大体5,000円ほど高くなっているようです。

またこの複層ガラスには「Low-E複層ガラス」という特殊金属膜を張ったものもあるようで、それはもっぱら遮熱、断熱に効果があるといいます。防音にはあまり関係ないようです。

合わせガラス(業者)

複層ガラスと混同するかもしれませんが、複層ガラスが2枚のガラスの間に空間を設けるガラスに対し、合わせガラスは2枚のガラスの間に空間を設けず、空間の代わりに特殊な中間膜をはさんでぴったりと合わせるガラス窓になります。これは主に防犯面で強いものになります。防音にも特化しています。ただし断熱は複層ガラスの方が強いようです。主に業者が施工します。

価格はエクスショップ内では複層ガラスよりも4万ほど高くなっていました。かなり値段が違います。

複層ガラスとの違いはこちらのサイトが良く説明されています。↓

『窓リフォーム研究所 合わせガラスとは?構造やメリット・複層ガラスとの違いについて』
https://shinku-glass.jp/contents/knowledge/awaseglass/

二重窓も防音に優れています。それに加えて合わせガラスを入れて防犯を強化するのもいいかもしれません。

ポリカーボネート(DIY)

主にDIYで使われます。二重窓のDIYキットなどに使われているのもポリカーボネートが多いです。通販でもホームセンターでもやはりDIY用はこのポリカーボネートかアクリル板が使われています。

ポリカーボネートの長所はとにかく強度が強いことなのでしょう。なかなか割れません。

結局は二重窓なので、もしほんの少し防音遮熱できればいいという方だったら、このポリカーボネートでもいいかもしれません。但しデメリットとしては

  • 傷がつきやすいこと
  • 経年劣化が激しいということ

があたります。

材質が非常に柔らかいのですぐ傷つきます。私もかつてガラス屋にいた時、このポリカーボネートを加工してもいましたが、ポリカーボネートを加工で削ったその「くず」がポリカーボネートの板に擦れるだけで傷つくほどデリケートなものです。

アクリル板(DIY)

主にDIYです。ポリカーボネートと同じくDIYでメジャーな存在です。

ポリカーボネートよりも強度は劣るようですが、傷がつきにくくポリカーボネートよりも経年劣化が抑えられるといわれます。ただし非常に熱に弱いといい、燃やせばすぐ燃えるのです。アクリル板の熱加工もやったことありますがすぐ曲がります。加工面ではそれがいいですが、実用性ではあまりどうかと思うものでした。

結局どれがいいのか

では、防音・遮音の観点から見ると、ガラス・ポリカーボネート・アクリル板ではどれがいいのでしょうか。

それを比較したサイトがありました。↓

『快適な暮らし応援隊 単板ガラスとポリカの遮音性能を調べました。』
http://blog.livedoor.jp/berone/archives/51953253.html

防音性を重視すると

ガラス > ポリカーボネート > アクリル板

のようです。やはり防音性ではガラスが良いのですね。

取り付け難易度ごと

既存窓に付け加え(業者施工)

二重窓は基本的に付け加えるだけの施工になるようです。

業者にもよるとは思いますが、多くの販売サイトで書かれている取り付け作業時間は1~2時間程度値段は窓の大きさやガラスの種類などによって異なりますが、大体4万円台から10万円台の間のようです。

失敗やケガ、破損のリスクを考えるとやはり業者にやってもらったほうがよさそうです。

既存窓に付け加え(DIY)

DIYは主にガラスではなくポリカーボネートやアクリル板になり、サッシも簡易的なものになるので安いですが、クオリティは低いでしょう。もちろん専門の人がDIYするなら話は違いますが。

DIYは結局難易度は高いです。金額は5,000円からやっているブログもありますし、通販でもホームセンターでもDIYキットなる者があり、4,000円台から1万円台が一般的なようです。調べれば3万円台の物も出てきますが・・・。ただし大きさの自由があまり効かず自分で寸法を測って間違えたら終わりです。しかも作業はおそらく1,2時間では終わりません。

ちょっと二重窓欲しいかな程度に思っている方で、DIYに興味があるという方はDIYキットや通販での寸法指定の資材を買ってやってみるのも良いと思います

大手通販サイトでもDIY用に売られています。

口コミなどを見て判断いただければと思います。

また繰り返しになりますが、DIYをしたいわけではなく、確実に施工したい方は業者の方がいいです。

取り付け不可の場合全工事(業者)

二重窓不可能な窓は、

  • 内倒し窓
  • 回転窓
  • 内開き窓
  • クーラー付
  • 換気扇付
  • 上げ下げ窓
  • 増設のスペースがない(ふかし枠の余裕がない)

上記などの場合二重窓が付けられないとされています。またルーバー窓などの内側に付属のレバーやハンドルがついているものも二重窓はつけられないものとなっていることが多いです。

それでもこういった窓の方が結局隙間が多くて騒音が入ってきやすい窓になっています。だからこそ二重窓にしたいものです。そうなるとやはり窓自体、壁自体のリフォームとなってしまうでしょう。

二重窓は大規模工事を必要としないという事が強みになっていますが、それが出来なければ結局リフォームするしかなくなります。

値段(概算)

先ほどから名前の出ているエクスショップでは概算で金額見積もりを出せます。掃き出し窓や腰高窓(窓の大きさ)、ガラスの種類、カスタマイズ、窓の開閉の種類などで見積もりが変わります

見た感じ、掃き出し窓(大窓)の単板ガラス(5mm)で10万~15万ほど。腰高窓だともう少し安い。エクスショップ取扱店の3メーカーの中の一番安い最低価格物で幅800㎜・高さ600㎜引き違い窓単板ガラス(3㎜)で43,600円など。

エクスショップ内で、3社のメーカー比較もでき、寸法、ガラスのタイプ、窓開閉タイプなど簡単な選択をして、そのページ内で価格が表示される仕組みになっているので、気になる人は触ってみると面白いかと思います。

個人的に二重窓が欲しい場所

二重窓

ここからは個人的な意見になります。自動車騒音工場騒音鉄道騒音ヘリ騒音商業施設搬入駐車場騒音工事騒音夜中のうるさい声など、この世の公害騒音の8割方を占めるであろう我が家がほしいと思った二重窓の箇所を書きます。

寝室

これは当然です。プライベート空間中のプライベート空間。睡眠を妨げられ、動画や音楽を妨害され、作業の集中力を散漫させられ、一番安らげる場所でなければいけない場所が地獄になる。

私の場合そのすべてが公害による騒音なので、行政を許しはしません。

というような恨みにまみれるので、騒音対策の為なら寝室には必要でしょう。私の家の回りみたいに、今まで閑静な住宅地だったものがいつ都市開発されるかわかりませんからね。

風呂場・便所

風呂場や便所で聞こえる騒音もこれかなり厄介です。無防備なわけです。そんな中で「騒音」というのはいわゆる身の危険を感じるものなわけですから、気が気じゃないのです。もちろん防犯面でもそうです。

また、常に何かをしている場所なわけですから、その日常の動作を妨害する騒音という点でもなるべく防いでおきたいものです。

リビング

これも寝室に近いですが、プライベート空間を守るというところです。

テレビや会話が妨害されるという事がどういうことなのか。これは家庭内の喧嘩が増える原因になります。実際うちがそうです。道路が開通してから会話が途切れ、聞こえず、無視されたと勘違いされキレられたことがあります。そういう問題が出てくるのです。

そうなるともう家全体で防音対策しておくべきとなりますが、そんなこと金がどれだけ必要になることか。

なのでせめても、人の集まるリビングは必要かと思います。

ペットのいる部屋

人間よりも音に敏感な動物。ペットを飼っている人はペットの健康状態の心配があります。彼らは人間以上に音に敏感ですし、人間以上に命の危機としてとらえます。そんな状態がずっと続いたら、そんなもの病気になります。

特にペットのいる部屋には防音対策も必要になるでしょう。

騒音源に近い窓

なんだかんだ言ってこれが一番重要になります。というより、大体の家はこれで十分かもしれません。(うちは変な形の土地で、3方が騒音に面して囲まれる状態になっているので、どこにいても騒音です・・・)

とにかく騒音源に一番近い面の窓。これを二重窓にするだけでもかなり変わると思われます。家の1面だけが騒音に接しているならその一面だけで解決に向かうかもしれません。

うちみたいな3方囲まれると全部の窓を二重窓にしないとと解決には向かわないですが。(それくらいなら引越したい)

騒音対策の一手段として

個人的には騒音に非常に悩まされているので、防音の方法を調べに調べて、この二重窓の種類やクオリティの事情を一旦調べて見ることにしました。想像よりも手軽感はあります。家の1面が騒音源に接していて、かつその面に窓が少ないというならば、私はこの二重窓を速攻採用したことでしょう。

DIYは個人的には、「寸法が間違った状態で購入してしまう」という失敗が怖いので、やはり業者に頼む方が無難でしょう。

また、複層ガラスや合わせガラスなどありますが、二重窓自体が複層ガラスの強化版みたいな感じなので、単板ガラスの5㎜を付け加えるという形でいいのではないかとは思います。

まあそれは個人の状況によって違うと思うので、一概には言えませんが、そこまで完璧に高いものを備え付ける必要もないのかなとも思います。

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