住生活の立場で、騒音などの生活環境の侵害は絶対悪です。
今回の内容は、一部の人からすると「それは間違っている」と思われることもあるであろう内容でしょう。
長野県の名誉教授のクレームにより公園が廃止になったというニュースにも触れます。
住む側の立場からの目線で綴ります。
住環境を害する騒音問題
住環境を害する問題はいくつもあれど、一番メジャーな問題はやはり騒音問題でしょう。
工場や鉄道以外にも、保育園や学校、道路など様々な騒音問題があります。
それらが後からできた場合、元々そこに住んでいる側の生活を優先するのが当然である、と考えます。
保育園、鉄道、学校。
これについては、「苦情を言う方がどうかしてる」という人もいます。
特に保育園は、子どもたちには寛容になるようにのような風習があります。
「君も昔はそんな時代があっただろ」とか「子供を見守るのが当然だ」とかいう意見です。
しかし、そんな「きれいごと」なんかで済まされるようなことではないのです。
その理由はその状況に陥った人でしかわからないものです。
もちろん、後から移住しておいて文句を言うのは間違っています。
ただ、もともと住んでいたところの近所に騒音を発する施設ができてしまった場合は、住民の意見を優先すべきでしょう。
その理由は、住環境が害されるという事がどういうことなのか。それを理解すれば簡単にわかることです。
長野市名誉教授の件「子供の声がうるさいから公園廃止」
この長野市問題ですが、私にはこの苦情を入れた方の気持ちが痛いほどわかります。
私のサイトのテーマでもあるので詳しくは、別記事で書きましたが、クレーマーだの、老害だの、引っ越せばいいだの、想像力の欠片もない方たちが正義(笑)に侵されて、考え無しにネットリンチしているのが余りにも醜(みにく)いです。
【関連記事】:長野市の公園廃止(青木島遊園地)・騒音苦情問題はあまりにも見苦しい
住環境を害されるという事がどういうことか理解するべき
騒音問題について仕方がないとか、文句を言うなとかいう人もいますが、「毎日帰る家」という「生活環境が常に害される」という事がどれほど過酷なものか理解していないです。
今まで何も害のなかった生活環境に、急に現れて、今までの住環境が急変し、会社や学校で嫌なことがあって家に帰っても、その家でもずっと害される。せっかく安らげるはずの休みでも、常に害にさらされ、少しも休息の時間がない。
これがどれほどつらい事か。
こういうひどい環境にいない、運よく都市開発の影響を免れている方々には、一切理解できないことでしょうが、このような害悪環境にいると痛いほどわかります。
個人的な意見ですが、こうした公害に対する苦情に対して批判する方々は、たいてい部外者です。自分では客観的に見ることができているつもりでしょうが、まったく広い視野で物事を見ることができていない方たちなのです。
要はそういう人間が「理解の無い部外者」なのです。
そして、私と同じ最悪の住環境になってしまった方々。
部外者の変な批判は少しも気にすることは無いです。自分の住環境をできる限り良くできるように、出来ることはやりましょう。苦情で解決できるのなら苦情もありです。住民の団結もありです。
優先されるべきは、「先に住んでいた住民の住環境」なのですから。
影響
最悪な住環境で生活していると多くの問題が発生します。
それは身体的、精神的な影響です。
ストレスで精神病、うつ病などの影響が出ます。それに伴って、一部の方(もしかするとほとんどの方)は、アレルギーを発症します。詳しくは下の関連記事に書きました。
【関連記事】:住環境悪化の影響は精神的にも身体的にも害である
私自身、アレルギー持ちなのです。アトピーもです。
家の周りが開発によって騒音地獄になり、大人になっておさまることが多いアトピーが、悪化してきました。精神は身体に作用します。
精神的に病めば、身体的にも影響が出ます。
生活する場所、寝る場所、休養の場所が常に公害に侵されているからです。これが住環境が侵されるという事です。
新しく土地や家を買う人は、しっかりと確かめてください。
やめた方がいい土地や物件、家を経験上でまとめた記事があります。参考までに…。
【関連記事】:買わない方がいい家・土地&住まない方がいい物件【31選】
新婚夫婦であっても、もし子供の予定があるなら、そのお子さんのためにも、公害に侵されない場所を限りなく調べて見極めてください。
そして、公害に抗議している人を批判する方々は、事の重要性をもっと広い視野で見てください。これが現実に起きていることです。
他人のために個人の住環境を犠牲にするなど、ありえないのです。
きれいごとでは済まない話なのです。
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